今回はスイス人銀行家の教えーお金と幸せの知恵を学ぶ12のレッスンーという本を紹介します。
お金と幸せについて書かれた素晴らしい本です。
「世の中にはたくさんのお金持ちになる方法」などと書かれた本が氾濫していますが、
幸せに人生をおくることに主眼をおいているものは残念ながら少ないです。
しかし、この本の著者、本田健さんはお金と人間との幸せな関係についての本を書かれていて
私は大ファンで、心のメンターの一人です。(早くお会いしたいです)
お金についてトラブルを抱えている人、人生を変えていきたいと考えている人には是非、読んでもらいたい本です。
さて、この本の内容ですが、主人公のケンがスイスのプライベートバンクのオーナー、ホフマン氏の所に
お金について学びに行くという物語風のものになっています。
具体的に学べることとしては
1、お金の特性について(交通機能、増殖機能、蓄積機能)
2、お金にまつわる人間の感情
3、お金の奴隷から解放されることの重要性
と、いったところでしょうか。
特に、お金にまつわる人間の感情については詳しく書かれていて、お金に対して自分がどのような感情を持っているのかを知ることが、お金と平安に付き合うための必須条件だとも書かれています。
例えば、私の場合はお金を「権力の象徴」や「自由を手に入れるためのもの」だと考えていました。
しかし、お金に意味を与えているのは人間で、その意味合いも価値観により人それぞれだということをこの本を通じて学びました。
今この本を読んだ直後なので、とても平安な気持ちでいます。いつもこんな気持ちでいられたらいいんですがね…(笑)
では、ここでこの本の中で印象的な言葉、感動した文章を紹介していきます。
・美しく儲けるというのは、多くの人を幸せに豊かにするということだよ
「多くの人を幸せにする」というのは豊かな人生をおくるための必須条件だとも感じます。
たしかに、私たちの周りで栄えている店というものは人を幸せにしているものです。
今度、一度あなたの街で人気のある店に行ってみてください。そこにいる人は幸せそうな顔をしているはずです。
・他人がどう思うかではなく、自分が幸せになれるかどうかを基準にすることだ
どうしても人は周りを気にしてしまいがちですが、やはり自分の人生自分が満足した気持ちで生きていくことが大切なように思います。
そして、それが成功への近道だと思う今日この頃です(笑)
・お金の奴隷になるのではなく、お金に人生を導いてもらいなさい
多くの人が気づいていない(私もこの本を読むまで知りませんでした)のですが、私たちはお金の奴隷のようです。
「いや、そんなことはない」、「何をいっているんだ」と反論なさる方もいるかと思います。
しかし、よく思い出してください。
あなたがその家に住んでいるのはなぜですか?−自分に買える値段だったから
あなたはなぜほしいものがあるのに我慢するのですか?−それを買うお金はないから
こういった考えってみんなしてますよね?これが、自分を基準にしているのではなく、お金に左右されているということなのでしょう。
この本は残念ながら、具体的にこうすればお金持ちになれ幸せな人生をおくれる、といったことはほとんど書かれていません。
しかし、人とは少し違う生き方だけど自分の人生をおくりたいというひとの道しるべになってくれることでしょう。
オススメ ★★★★★