僕はこんな本を読んできた〜書評と概要〜
円安vs円高

日本経済復活のために必要な政策は・・・
円安論者の藤巻氏と円高論者の宿輪氏が、日本の未来を熱く語る!

藤巻氏が描く日本経済復活への道のり

1、円が経済の実態に見合った水準まで下がる
2、サービス業、製造業が日本に戻ってくることに
より資産価値が上昇
3、資産価値上昇による信用増大、金融システムの安定
と、いったところである。


バブル期の日本は強かった!

また、藤巻氏はバブル期のことを例に挙げている。バブルというのはネガティブなイメージしかないように思えるが、あの時代間違いなく日本は強かったというのである。株や土地の売買益により消費が増加するといういい循環があったからである。


中国経済が強くなった理由

1980年代は1元=150〜160円だったレートが
今では13円ぐらいになっている。つまり、中国のもの(労働力を含む)は80年代の11分の1で手に入れることができるのである。それだけ安くなったのですから、日本や欧米の企業が中国に進出するのは当然です。つまり、日本も円の価値が下がれば、外資企業にしてみれば土地や株式、労働力が手に入れやすくなるとなることです。


円の適正水準

藤巻氏は他の著書で言っているように、1ドル=200円くらいがちょうどいいのではないかとしている。


宿輪氏が考える日本経済復活への道のり

藤巻氏の正反対で円高こそが日本を復活させるとしている。そして、当局の巨額の介入を批判している。


米財務長官の通貨政策

今まで知らなかったのですが、米財務長官の通貨政策は出身母体に大きく影響されるようです。(当然か)
ジョン・スノー(産業界=ドル安?)
ポール・オニール(産業界=不明)
ローレンス・サマーズ(学者=ドル高)
ロバート・ルービン(ウォールストリート=ドル高)
ジェームス・ベーカー(産業界=ドル安)


資産を増やす方法

藤巻氏が何度も言っていることだが、資産を増やすにはこれから強くなる国を見極め、その国のリスク資産を持つことが資産増加の方法である。バブル崩壊の前に日本の資産を売って、1990年代はアメリカの資産を持っていた人が賢い人だったのである。

藤巻氏は、私が尊敬する人であり、為替を本当にわかっている数少ない人だと思う。為替のことを学びたい人は一度、藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義を読んでほしい。




円安vs円高 ・藤巻健史さんの本
藤巻 健史 , 宿輪 純一

発売日 2003/11/14
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