株式投資で全米第2位の資産家になったバフェットはどのような方法で
銘柄を選んでいるのか、バフェットの近くで仕事をしていた2人がその方法を
わかりやすく説明してくれています。
この本はかなり実践的に株式投資のことが学べます。
基礎編と応用編に分かれていますが、基礎編ではバフェットの基本的な企業選択術
が学べます。主な内容としては、「コモディティ型企業ではなく消費者独占型企業を買う」
「市場が与えてくれる買い場」についてです。
そして、応用編では実際のバフェットの投資を検証していきながら
私たちがどのように銘柄選択をしていけばいいのか説明しています。
例えば、第10章「買値が収益率の鍵を握る」では、たとえ成長性がある企業でも
高い値段で買っていては高い利益率はあげられないことを教えてくれます。
第16章の「コカ・コーラ株の期待収益率と実績」では、本書で示されている方法が
いかに役に立つかがわかります。この章を読むと鳥肌が立ちます(笑)
本書はバフェットの考え方がわかっていても、なぜその考え方が必要なのかわからなかった僕に
多くのことを教えてくれました。
ただ方法を提示するだけではなく、私たちに考えることを要求してくるのでかなり勉強なります。
また、エクセルを使って業績を分析する方法を教えてくれていて、
僕も企業を選ぶ時には参考にしています。
中長期での投資を考えている人には欠かせない1冊です。